心が整うと、自分に優しくなれる ――「心の余白」が出会いを変えていく理由―― こんにちは。 京都嵐山マリアージュ・ラパンでカウンセリングと心理セラピーを担当しております、西田直美です。今回、心理セラピストの立場から“心と婚活”をテーマに、全4回の連載でお届けいたします。 どうぞよろしくお願いいたします。 婚活では「行動量」や「条件」を意識しがちですが、実は 心の状態そのもの が、ご縁の流れを決めていきます。 本連載では、心が整うことで生まれる変化を4つの視点から解説し、自然体のまま婚活を進めるためのヒントをお届けします。 焦らず、無理せず、しなやかに。あなた本来の魅力を引き出すための、ささやかなガイドです。 婚活をしていると、知らず知らずのうちに自分を追い込んでしまう方が少なくありません。「もっと頑張らなきゃ」「このままでは選ばれないかも」そんな思いが重なると、心は常に緊張状態になり、自分に厳しくなりすぎてしまいます。 ですが、心が整ってくると不思議な変化が訪れます。“自分に優しくする余裕”が生まれ、自然体でいられるようになるのです。 ここでは、その仕組みを少し深く掘り下げてみます。 💖自分に厳しいと、魅力まで隠れてしまう たとえば、こんな方がいました。 「もっと痩せなきゃ」「話し方が下手だし」と、常に自分を採点しては反省してばかり。 お見合いでは笑顔がぎこちなくなり、会話も“正解を探すような受け答え”になってしまう。 実はこれ、相手のためではなく自分への厳しさが原因です。自己否定が強いと、どうしても自然体を出せず、表情も硬くなってしまいます。 💖心が整うと「そのままの自分でいい」が戻ってくる 一方、心が落ち着いているときはこんな状態になります。 ・できていないところより、できているところに目が向く・欠点より、長所を自然に認められる・誰かと比べる気持ちが薄れる・深呼吸をする余裕がある こうした心の状態が、表情や雰囲気にもじわりと反映されます。 柔らかい目元、自然な笑顔、相手を受け止める姿勢…これらはすべて“心に余白がある人”が持つ空気感です。 その空気感こそ、出会いを引き寄せる大切な魅力になります。 💖心が整うと、相手への接し方も変わる 心が慌ただしいときは、相手の言葉を深読みしたり、ちょっとした沈黙に不安を感じたりしがちです。 しかし心が穏やかなときは―― 「合わないところがあれば調整すればいい」「言葉にできなくても、ゆっくり伝えればいい」そんなふうに受容的な気持ちでいられます。 結果として、相手にも安心感を与える存在になり、会話の流れが自然になり、距離が縮まりやすくなるのです。 💖心を整えるきっかけは、ほんの小さな一歩から たとえば、こうした習慣はとても効果的です。 ・朝、鏡の前で「今日の私でいい」と声に出す・できたことを一つだけ書き留める・疲れたら、意識的に深呼吸をする・心がざわついたら、外に出て歩く・完璧を目指すより「6割できたら合格」にする こうした小さな積み重ねが、“自分を責めるクセ”から解放し、ゆっくりと心の余白を広げてくれます。 自分に優しくできるようになると、人にも優しくなれます。その優しさが、柔らかな空気をまとわせ、出会いの質を大きく変えていきます。 婚活のスタート地点は、「自分を整えること」そこから始まる出会いは、穏やかで、無理のない、長く続くご縁に育っていきます。 次回の連載では、“心が整うと、選ぶ基準が落ち着き、関係が長続きする”というテーマをさらに掘り下げていきます。 続きもどうぞ楽しみにしてください。 <追記:サポートをご希望の方へ> 心の余裕は、一人で整えるには難しい時期もあります。不安が強い、焦りが止まらない、何から始めれば良いかわからない──そんなときは、専門家と伴走しながら整えていく方法もあります。 京都嵐山マリアージュ・ラパンでは、心理セラピストと婚活カウンセラーが二人三脚でサポートし、“心の安定”を土台にした婚活を大切にしています。 必要なときは、どうぞ気軽にお声がけください。あなたのペースを尊重しながら、ご縁の流れを一緒に整えていきます。 ご相談はこちらから FacebookX