心が整うと、距離感の取り方が自然になり、関係がスムーズになる ――無理のない“ちょうどいい距離”が、ご縁を育てる―― こんにちは。京都嵐山マリアージュ・ラパンでカウンセリングと心理セラピーを担当しております、西田直美です。今回、心理セラピストの立場から“心と婚活”をテーマに、全4回の連載でお届けいたします。今回は連載の3回目です。どうぞよろしくお願いいたします。 人間関係で最も難しいもののひとつが“距離感”です。近づきすぎると息苦しくなり、離れすぎると心が通いにくい。婚活中の出会いでは、特にこの距離感のバランスが大きく関係します。ところが、心が整っている人は、不思議と無理をせず、自然にちょうどいい距離を保つことができます。今回は、その理由と具体的な変化を掘り下げていきます。 🍀心が乱れていると、距離感も揺れやすい 心が落ち着かないとき、距離感は極端になりがちです。◆相手の反応が気になって距離を詰めすぎる「嫌われないように」「早く進めたい」と焦って過度に近づきすぎてしまう。◆不安から距離を置きすぎてしまう“傷つきたくない”気持ちが強く、慎重になりすぎて距離が縮まらない。このブレが、関係のペースを不自然にしてしまいます。 🍀心が整うと「相手と自分の境界」がはっきりする 心が穏やかになると、“相手の気持ち”と“自分の気持ち”を混同しなくなります。✅相手の反応を全部、自分のせいにしない✅無理に好かれようとしない✅自分のペースを崩さない✅相手の意見を尊重しつつ、自分の気持ちも大切にするこの状態が、自然な距離感をつくります。相手の感情に飲み込まれず、でも拒絶するわけでもなく、ただ静かに“ちょうどいい距離”を保てる。これは、心が整っている人にしか出せない空気感です。 🍀距離感が整うと、関係は驚くほどスムーズになる 心理的に余裕がある人は、会話に“間”があっても不安になりません。たとえば✅沈黙があっても穏やかに待てる✅返信が遅くても「理由がある」と自然に思える✅相手のペースに寄り添いつつ、自分も無理しないこの姿勢は、相手に大きな安心感を与えます。結果として――相手も自然体になり、ふたりの距離が無理なく縮まる。これは、恋愛において何より大切な“心地よさ”を生み出します。 🍀実例:距離感が整っただけで交際が進んだケース ある男性は、気になる相手ができると熱が入りすぎて、連絡を送りすぎてしまう傾向がありました。不安が強く、“つながりを確認したい気持ち”が距離を詰めすぎていたのです。セラピーで心のざわつきを整えていくうちに、連絡のペースを相手に合わせられるようになり、余裕をもって会話ができるようになりました。すると相手の女性から、「前より一緒にいて安心する」と感じてもらえるようになり、交際が順調に進み始めたのです。距離感の変化は、関係の質を大きく変えます。 🍀今日からできる「距離感を整える習慣」 ✅相手の気持ちを“決めつけない”✅返信ペースは急がず、自然体を保つ✅無理に埋めようとせず、沈黙を受け止める✅“相手の時間”と“自分の時間”の境界を尊重する✅相手の反応で自己評価を上下させないこうした習慣が、心を安定させ、自然な距離感を育てます。 心が整っていると、無理をしない、遠ざけない、ふわりとした“ちょうどよい距離”を保てるようになります。この距離感は、相手に安心感を与え、関係を静かに、しかし確実に育てていきます。次回の連載では、“心が整うと、出会いが自然に引き寄せられる”という最終テーマをお届けします。シリーズの締めくくりとして、ご縁が訪れやすくなる“心の状態”について深く解説しますので、どうぞ楽しみにしていてください。 <追記:サポートをご希望の方へ>心の余裕は、一人で整えるには難しい時期もあります。不安が強い、焦りが止まらない、何から始めれば良いかわからない──そんなときは、専門家と伴走しながら整えていく方法もあります。京都嵐山マリアージュ・ラパンでは、心理セラピストと婚活カウンセラーが二人三脚でサポートし、“心の安定”を土台にした婚活を大切にしています。必要なときは、どうぞ気軽にお声がけください。あなたのペースを尊重しながら、ご縁の流れを一緒に整えていきます。 ご相談はこちらから FacebookX