こんにちは。
京都嵐山マリアージュ・ラパンです。
今日も、婚活ノウハウというより、
仲人をしていて「不思議だなぁ」と思うこと。
「仲人のひとり言」第2回です。
前回は、
「この人、けっこういいと思うんだけどなぁ」
というお申し込みが来ても、なぜかお見合いを受けない方のお話を書きました。
今回は、ある意味その逆です。
お見合いが、かなり成立する人のお話。
「それなら婚活は順調なんじゃないの?」
と思いますよね。
私たちも最初はそう思います。
ところが婚活って、なかなか単純ではありません(笑)。

■申し込みがたくさん来る。お見合いも成立する
結婚相談所に入会すると、たくさんのお申し込みが届く方がいらっしゃいます。
プロフィールを公開した途端、
次々と申し込みが入る。
こちらから申し込んでも、かなりの確率で成立する。
当然、お見合いの予定もどんどん入ります。
仲人としても、
「これは順調に進みそうだな」
と思います。
ところが。
数か月経ってみると……
あれ?
お見合いはたくさんしている。
仮交際にもなる。
でも、
なぜかその先に進まない。
そんなことがあります。
■ 選べることは、もちろん悪いことではありません
まず誤解のないように。
たくさんのお申し込みをいただけることは、とてもありがたいことです。
それだけ多くの方から、
「一度会ってみたい」
と思っていただけているわけですから。
そして、選択肢が多いこと自体が悪いわけでもありません。
ただ、選択肢がたくさんあると、人の気持ちには少し不思議なことが起こります。
一人の人と会って、
「感じのいい人だったな」
と思っても、
次の瞬間、
「でも、もっと合う人がいるかもしれない」
と思ってしまう。
これ、婚活では結構あるんです。
■ 「また申し込みが来る」という安心感
申し込みがたくさん来る方には、
知らず知らずのうちに、
「今決めなくても大丈夫」
という余裕が生まれることがあります。
今週も申し込みが来た。
来週もきっと来る。
今のお相手と少し気になるところがあっても、
「無理にこの人に決めなくても……」
となる。
もちろん、それも間違った考えではありません。
結婚相手ですから、慎重になるのは当然です。
ただ、
「いつでも次の人に会える」
という感覚が強くなりすぎると、一人のお相手をじっくり知る前に次へ行ってしまうことがあります。
■ そして始まる「もっといい人がいるかも」
これは婚活の難しいところです。
Aさんに会う。
「いい人だけど、もう少し話が面白い人がいいかな」
Bさんに会う。
「話は楽しいけど、Aさんの方が落ち着いていたな」
Cさんに会う。
「条件はいいけど、Bさんの方が話しやすかった」
そしてDさん。
Eさん。
Fさん……。
気がつけば、
誰が良かったのか分からなくなってくる(笑)。
選択肢が増えれば増えるほど、選びやすくなる。
普通はそう思います。
でも婚活では、必ずしもそうではありません。
選択肢が多すぎることで、逆に決めにくくなることがあります。
■ お見合いの数と、結婚への近さは同じではありません
ここは仲人として、よく感じるところです。
お見合いが月に10件成立する人が、月に2件の人より早く結婚する。
必ずしも、そうではありません。
もちろん、出会いがなければ始まりません。
ですから、ある程度のお見合い数は必要です。
でも大切なのは、
何人に会ったかではなく、会った人とどれだけ向き合えたか。
だと思います。
10人と一度ずつ会うことと、
一人の人と3回、4回と会ってみること。
婚活の段階によっては、後者の方がずっと大切になってきます。
■ 実は、入会して最初の頃のお申し込みが面白い
これは私たちが活動を見ていて感じることなのですが、
入会して比較的早い時期に申し込んだお相手の方が、意外とその後につながりやすい。
そんな印象があります。
なぜだろう?
と考えてみると、理由は案外単純なのかもしれません。
入会したばかりの頃は、
まだ何十人、何百人というプロフィールを見ていません。
比較する相手が少ない。
そして何より、
「まずは会ってみよう」
という気持ちがあります。
■ 最初は「いいな」で選んでいる
入会したばかりの頃は、
プロフィールを見て、
「この人、感じがいいな」
「話してみたいな」
「趣味が合いそう」
と、比較的素直に選びます。
ところが活動期間が長くなると、
「前に会った人より年収が……」
「この前の人の方が写真は好みだった」
「もう少し待ったら別の人から申し込みが来るかも」
と、
過去に会った人や、まだ会ってもいない未来の人との比較
が始まります。
これは誰でも起こり得ることです。
でも、婚活を難しくする原因の一つでもあると思います。
■ プロフィールを見る目が肥えすぎる(笑)
長く婚活をしていると、
プロフィールを見るのがものすごく上手になります(笑)。
年齢。
年収。
学歴。
職業。
身長。
家族構成。
趣味。
自己PR。
最初なら気にしなかったような細かなところまで目に入ります。
これは悪いことではありません。
自分が何を大切にしたいのか分かってきた証拠でもあります。
ただ、
プロフィールを見る目が肥えることと、人を見る目が肥えることは、少し違います。
ここは気をつけたいところです。
■ 「次がある」は婚活では少し危険な言葉
申し込みがたくさん来る。
お見合いも成立する。
だから、
「この人じゃなくても、また次がある」
と思う。
確かに次のお申し込みは来るかもしれません。
でも、
今日会った人と同じ人は、もう来ません。
当たり前なんですけどね(笑)。
年収や学歴が似ている人はいるでしょう。
同じ趣味の人もいるでしょう。
でも、その人の話し方や笑い方、考え方、空気感まで同じ人はいません。
だから、
「次があるかどうか」
ではなく、
「この人を、もう少し知ってみたいか」
で考えてほしいなと思います。
■ 「決める」必要はない。でも「知る」時間は必要
一度会って、
「結婚するかどうか決めてください」
なんて誰も言いません。
仮交際になったからといって、
その人一人にすぐ絞る必要もありません。
でも、
一回会っただけで、
「もっといい人がいるかも」
と次へ行ってしまうのも、少しもったいない。
最初は普通だったけれど、
2回目に会ったら話しやすかった。
3回目には、ちょっと楽しみになってきた。
そんな関係もあります。
恋愛ドラマのように、
初対面で「この人だ!」
となる人ばかりではありません。
むしろ結婚相手って、
じわじわ良さが分かってくる人
だったりすることも多いのではないでしょうか。
■ 申し込みが多い人ほど、一人を見る時間を
選択肢が多いことは、婚活では大きな強みです。
だからこそ、
その強みを
「もっといい人を探し続けるため」
だけに使わないでほしいと思います。
たくさんの人から選ばれているなら、
今度は自分が、
目の前の一人をきちんと見る。
お見合いで少しでも、
「悪くなかったな」
「もう少し話してみてもいいかな」
と思ったなら、
もう一度会ってみる。
それくらいでいいんです。
仲人のひとり言
申し込みがたくさん来る。
お見合いもたくさん成立する。
普通に考えれば、
婚活ではかなり有利です。
でも、その有利さが時々、
「まだ決めなくていい」
という余裕になってしまう。
そして、
「もっといい人がいるかもしれない」
と探し続ける。
仲人として見ていると、
「最初の頃に会っていたあの人、けっこう良かったと思うんだけどなぁ……」
なんて思うことがあります(笑)。
もちろん、無理に誰かに決める必要はありません。
妥協して結婚する必要もありません。
でも婚活は、
一番条件のいい人を探すゲームではありません。
自分が一緒にいて心地よく、
「この人のことを、もう少し知りたい」
と思える人を見つけること。
申し込みがたくさん来る人ほど、
時々プロフィール画面から目を離して、
今、目の前にいる人を見てみる。
それが案外、婚活を前に進めるきっかけになるのかもしれません。
そしてもし、
「最近、誰を見ても決め手がないなぁ」
と思い始めたら。
一度、入会したばかりの頃に自分が申し込んだ人を思い出してみてください。
その頃のあなたは案外、
今よりずっと素直に「この人に会ってみたい」と選んでいたのかもしれません。
京都嵐山マリアージュ・ラパン
📚仲人のひとり言シリーズ
公開済み
✅第1回 「この人、けっこういいと思うんだけどなぁ」と思っても、お見合いにならない不思議
▶第2回 お見合いが成立しすぎるのも、実は難しい(今回)

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