こんにちは。
京都嵐山マリアージュ・ラパンです。

婚活のご相談をしていると、よく聞く言葉があります。

「私は、普通の人でいいんです」

高収入じゃなくてもいい。
ものすごくイケメンじゃなくてもいい。
特別な職業じゃなくてもいい。

「普通の人でいいんです」

なるほど。

ところで……

普通の人って、どんな人でしょう?(笑)

これ、実は仲人にとってなかなか難しい言葉なんです。

「普通に仕事をしている人」

と言っても、

正社員で働いていることなのか。
一定以上の収入があることなのか。
転勤がないことなのか。
土日が休みであることなのか。

人によって「普通」の中身は違います。

年収もそうです。

「普通くらいでいいです」

と言われても、

300万円なのか、400万円なのか、500万円なのか。

年齢や地域、職業によっても違いますし、何より本人がイメージしている「普通」が違います。

身長だって、学歴だって、見た目だってそうです。

だから、

「普通の人を探してください」

と言われると、仲人はちょっと困ります。

ここで少し考えてみてほしいことがあります。

「普通の人でいい」

と言いながら、実際にプロフィールを見ると、

「この人はちょっと……」

「もう少し年収が……」

「写真の感じが……」

「住んでいる場所が……」

「学歴が……」

と、いろいろ気になる。

これは決して悪いことではありません。

結婚相手を選ぶのですから、気になるところがあるのは当然です。

むしろ問題なのは、

自分自身でも「何を基準に選んでいるのか」が分からなくなっていること。

なのかもしれません。

婚活を始めるときには、一度きちんと考えてみることをおすすめしています。

私は、どんな人と結婚したいのか。

年齢。
仕事。
収入。
住む場所。
家族構成。
休日。
お金の使い方。
結婚後の働き方。
子どもについて。
親との関係。

もちろん、性格や価値観もあります。

全部を細かく条件にして、

「すべてクリアした人だけ」

とする必要はありません。

むしろ、それをすると今度は誰も残らなくなります(笑)。

大切なのは、

自分が何を大切にしているのかを知ること。

です。

たとえば、

「年収500万円以上」

を希望していたとします。

でも実際に会った人は450万円。

これだけでお断りするのか。

仕事は安定していて、金銭感覚も合う。
一緒にいて安心できる。
将来についてきちんと話ができる。

それなら、

50万円の差はどれくらい重要なんだろう?

と考えてみてもいいですよね。

反対に、

収入は希望通り。
学歴も仕事も申し分ない。

でも、一緒にいると何となく疲れる。

こちらの話を聞いてくれない。

そんな場合は、

条件を満たしているからOK

とも限りません。

婚活では、プロフィールの条件と実際に会ったときの感覚、その両方を見る必要があります。

人には必ず、良いところと気になるところがあります。

これは婚活に限った話ではありません。

そこで、気になる部分が見つかったとき、

すぐに、

「なし」

とする前に、ちょっと考えてみます。

その部分は、

変えられないことなのか。
話し合えば改善できることなのか。
自分にとって本当に重要なことなのか。

たとえば服装なら、変わるかもしれません。

LINEの頻度なら、話し合えるかもしれません。

デートのお店選びなら、経験を重ねれば変わるかもしれません。

でも、

お金に対する根本的な考え方や、
結婚後の生活についての希望など、

簡単には変わらないものもあります。

全部を同じ「減点」にしてしまわないことも大切です。

私はこれも大事だと思っています。

気になるところが一つある。

でも、それ以上に良いところがある。

それなら、その気になる部分を受け入れられるかもしれない。

完璧な人を探しているわけではありません。

結婚生活では、お互いに、

「ここはちょっと気になるけど、まあいいか」

ということが必ず出てきます。

もちろん、何でも我慢しましょうという話ではありません。

自分にとって譲れないことなのか。
良い部分を含めて考えれば受け入れられることなのか。

そこを自分で判断できることが大切なんです。

婚活が長くなる方を見ていると、

お相手ごとに判断基準が変わってしまうことがあります。

Aさんは年収が気になる。

Bさんは見た目が気になる。

Cさんは話し方が気になる。

Dさんは住んでいる場所が気になる。

一つひとつを聞けば、どれも分かります。

でも、ずっと続いていくと、

仲人としては、

「では、どんな人ならいいんだろう?」

となってきます。

たぶん本人も、だんだん分からなくなっています。

だからこそ最初に、

自分なりの基準を持っておく。

これが意外と大切です。

難しく考える必要はありません。

結婚相手に求めるものを、一度こんなふうに分けてみると分かりやすいと思います。

どうしても譲れないこと

結婚生活そのものに影響すること。

できれば希望したいこと

満たしていれば嬉しいけれど、絶対条件ではないこと。

話し合ったり、良い部分があれば受け入れられること

ここを整理するだけでも、お相手を見る目はずいぶん変わります。

そして③をどれだけ持てるかは、婚活では意外と大切かもしれません。

「どんな人が希望ですか?」

「普通の人でいいんです」

この会話、本当によくあります。

でも話を聞いていくと、

その人なりの希望がちゃんと出てきます。

それでいいんです。

大切なのは、

そして、その基準で実際に会ってみる。

気になるところがあれば、

「これは本当にダメ?」

と一度考えてみる。

良いところがあれば、

「この部分があるなら、これは気にならないかも」

と考えてみる。

そうやって一人の人を全体で見ていく。

もしかすると、

「普通の人」を探すより、
「自分に合う人」を探した方が、婚活はずっと分かりやすい。

のかもしれません。

……それにしても、

「普通の人をお願いします」

仲人にとっては、なかなか難しいご注文なんですよね(笑)。

京都嵐山マリアージュ・ラパン

▶第4回 「普通の人でいいんです」が一番難しかったりする(今回)

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