こんにちは。
京都嵐山マリアージュ・ラパンです。
結婚相談所では、お見合いのあと、お互いが「もう一度会ってみたい」となれば仮交際に進みます。
そして仮交際中は、ほかの方とお見合いをしたり、複数の方と並行して交際したりすることもできます。
これは結婚相談所ならではの仕組みです。
だから、
Aさんと仮交際中。
Bさんとも仮交際。
さらにCさんとも交際成立。
ということも珍しくありません。
仲人からすると、
「おお、順調、順調」
……と思うところなのですが。
しばらくすると、こんな相談が増えてきます。
「誰がいいのか、分からなくなってきました」
ああ……やっぱり(笑)
仲人をしていると、ときどき思うんです。出会いが増えれば増えるほど、相手のことがよく分かるとは限らないんだなぁ。

■ 3人と仮交際すると、頭の中が忙しい
たとえば3人と仮交際しているとします。
今週土曜日はAさん。
日曜日はBさん。
来週はCさん。
LINEも3人から来ます。
「今日はありがとうございました」
「次はどこへ行きましょう?」
「今度の日曜日は空いていますか?」
こちらも返信します。
そしてデートが終わるたびに、
Aさんは話しやすかった。
でも、ちょっと価値観が違うかな。
Bさんは仕事もしっかりしている。
でも、会話はAさんの方が楽しい。
Cさんは優しい。
でも、まだよく分からない。
だんだん頭の中に、
Aさんの良いところ。
Bさんの良いところ。
Cさんの良いところ。
そして、
Aさんの気になるところ。
Bさんの気になるところ。
Cさんの気になるところ。
が並び始めます。
こうなると……
婚活というより、比較表です(笑)
■ 良いところと悪いところが、ごちゃごちゃになる
さらに難しいのは、人間にはそれぞれ違う魅力があることです。
Aさんは一緒にいて楽しい。
Bさんは安心感がある。
Cさんは条件がいい。
では誰が一番いい?
これが簡単には決まりません。
なぜなら、
「結婚相手として誰が合うか」ではなく、「3人の中で誰が一番いいか」
を考え始めてしまうからです。
すると、
「AさんにもBさんのこういうところがあれば……」
「BさんがAさんくらい話しやすかったら……」
なんて考え始める。
残念ながら、
Aさん+Bさん+Cさんを足して3で割った人は現れません(笑)
■ 1人と向き合っている人は、見えているものが違う
一方で、仮交際が1人だけという方もいます。
この場合、比較する相手がいません。
だから、
「この人と話していてどう感じる?」
「また会いたい?」
「気になるところは何?」
「それは話し合えば解決できそう?」
と、目の前の相手そのものを見ることができます。
デートの予定も立てやすい。
LINEのやり取りにも余裕がある。
前回話したことも覚えている。
そして、
「次に会ったら、この話をしてみよう」
と考える余裕もあります。
この差は意外と大きいんです。
■ だから1人ずつ交際した方がいい?
ここが難しいところです。
私はできれば、
一人ひとりときちんと向き合って、続けるのか終わるのかを見極めてから次へ進む。
その方が相手のことは分かりやすいと思っています。
ただし、結婚相談所の婚活では、それだけが正解とも言えません。
一人と仮交際している間に、せっかくのお見合いの機会を断ってしまう。
その交際が終了したとき、
「あのとき会っておけばよかった」
となる可能性もあります。
だから複数交際という仕組み自体には、ちゃんと意味があります。
問題は、複数交際することではありません。
■ 3人と交際するなら「ずっと3人」にしない
ここは仲人として結構大事だと思っています。
3人と仮交際することになった。
それ自体はいいんです。
でも、
3人全員と何となく交際を続けない。
私なら、まず1〜2回は会ってみることをおすすめします。
そして2回くらいデートをしたところで、一度考えてみる。
「もう一度会いたいか?」
これだけでもいいと思います。
まだ結婚できるかどうかなんて、分からなくて当然です。
でも、
「もう少しこの人を知りたい」
と思えるかどうかは、2回くらい会えば少しずつ見えてきます。
逆に、
「悪い人ではないけど、次に会いたいという気持ちはあまりない」
のであれば、何となく交際を続ける必要はないでしょう。
■ 3人なら、少しずつ人数を減らしていく
たとえば、
最初は3人。
2回ほど会って、
3人 → 2人。
そしてもう少し会って、
2人 → 1人。
こうやって、少しずつ目の前の人に使う時間を増やしていく。
私はこの方が婚活は進みやすいと思います。
いつまでも、
Aさん。
Bさん。
Cさん。
と比較していると、
その間に相手もこちらを見ています。
婚活は、自分だけが選んでいるわけではありません。
相手にも、
「この人は自分との関係を大切にしてくれているのかな?」
という感覚があります。
■ 「よほど良い人が現れたら」は、たぶんずっと続く
一人の方と交際していて、
会う回数が増え、
LINEも自然になり、
少しずつ相手のことが分かってくる。
そうすると、よほど気になるお相手が新しく現れない限り、その方との関係をもう少し深めてみようという気持ちになりやすいものです。
ところが3人を並行していると、
「もっといい人が現れるかもしれない」
という余白がいつも残ります。
これは前回の「仲人のひとり言②」にもつながる話です。
選択肢があることは悪いことではありません。
でも、
選択肢を持ち続けることが目的になってしまうと、婚活はなかなか終わりません。
■ 成婚に近づくのは「一番いい人を探した人」とは限らない
仲人をしていて感じることがあります。
たくさんの人と会った人が、必ず早く成婚するわけではありません。
むしろ、
「この人をもう少し知ってみよう」
と思った一人に時間を使った人の方が、気がつけば関係が深まっていることがあります。
もちろん、
「仮交際は必ず一人にしてください」
という話ではありません。
複数交際を上手に使えば、婚活の可能性は広がります。
ただ、
出会いを増やす期間と、一人を見る期間は分けた方がいい。
私はそう思います。
■ 仲人のひとり言
仮交際が3人。
仲人としては、
「順調ですね」
と言いたくなります。
でも本当に順調なのかは、人数だけでは分かりません。
3人と交際して、
「誰がいいのか分からない」
となっている人。
一人と交際して、
「次はこんな話をしてみよう」
と考えている人。
どちらが結婚に近づいているのか。
案外、後者だったりします。
婚活は、たくさんの人の中から
完璧な一人を探し続けるゲームではありません。
一人の人と何度か会い、
話して、
少しずつ分かって、
気になるところがあれば確認して、
それでも、
「もう一度会いたい」
と思える。
その繰り返しの先に、結婚があるのだと思います。
だから3人と仮交際するなら、
まず2回くらい会ってみる。
そして、
「もう少し知りたい人は誰だろう?」
と一度整理してみる。
3人をずっと3人のままにしない。
これだけでも、ぼやけていた焦点が少しずつ合ってくるかもしれません。
そして気がついたら、
たくさんの人と会っていた人より、たった一人を大切にしていた人の方が先に成婚していた。
仲人をしていると、そんなこともあるんですよね。
京都嵐山マリアージュ・ラパン
📚仲人のひとり言シリーズ
公開済み
✅第1回 「この人、けっこういいと思うんだけどなぁ」と思っても、お見合いにならない不思議
▶第3回 仮交際3人より、たった1人を大切にした人が先に成婚した(今回)

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