こんにちは。
京都嵐山マリアージュ・ラパンです。

仲人をしていると、ときどき不思議に思うことがあります。

お見合いも成立している。
仮交際にも進んでいる。
お相手とも何度かデートを重ねている。

仲人から見ると、

「なかなか順調ですね」

と思うような状況です。

ところが、ご本人にお話を聞いてみると、

「いやぁ、なかなかうまくいかないんです」

という返事が返ってくる。

「えっ、そうなんですか?」

こちらとしては、ちょっと意外だったりします(笑)。

もちろん、交際が進んでいるからといって、必ずしも結婚につながるわけではありません。

でも、仲人が考える「順調」と、ご本人が感じる「順調」は、どうも少し違うようなのです。

仲人が交際の様子を見ていると、

「このお相手なら、いい関係を築いていけるんじゃないかな」

と思うことがあります。

誠実に連絡をくださる。

デートの日程もきちんと相談してくれる。

相手の話を聞こうとしてくれる。

大きな価値観の違いもなさそう。

何より、お互いに無理なく会えている。

こうした様子を見ると、仲人としては十分可能性を感じます。

ところが本人に聞くと、

「悪い人ではないんですけど……」

という言葉が出てくる。

この「悪い人ではないんですけど」が、なかなか難しい(笑)。

もちろん、その先に大切な理由があることもあります。

でも、具体的に何が合わないのかを聞いても、本人にもよく分からないことがあるんです。

結婚相手に求めるものは、人それぞれです。

年齢や年収、学歴といった条件だけではありません。

話していて楽しい人。

一緒にいて安心できる人。

自分を理解してくれる人。

自然に好きになれる人。

そうした理想があるのは当然です。

ただ、ここで少し考えてみたいことがあります。

その理想は、実際に会った相手と向き合いながら考えているものでしょうか。

それとも、まだ出会っていない誰かと比べているのでしょうか。

「この人もいいけれど、もっと合う人がいるかもしれない」

そう思い始めると、目の前のご縁をどう判断すればいいのか分からなくなることがあります。

仲人は、お二人の関係がこれからどう育っていくかを考えます。

今は少しぎこちなくても、何度か会ううちに自然に話せるようになるかもしれない。

最初は特別な感情がなくても、相手の誠実さに気づくことがあるかもしれない。

結婚生活で大切になるのは、必ずしも最初のときめきだけではありません。

一方、ご本人は、今の気持ちを大切にします。

「まだ好きになれていない」

「何となく違う気がする」

「もっと気持ちが盛り上がると思っていた」

どちらの考え方も、間違いではないと思います。

ただ、仲人が見ている可能性と、本人が感じている気持ちには、少し距離があるのかもしれません。

ここで仲人として気になることがあります。

ご本人が「うまくいっていない」とおっしゃるとき、いったい何がうまくいっていないのでしょう。

お見合いが成立しないのでしょうか。

交際が続かないのでしょうか。

それとも、交際は続いているけれど、理想のお相手だと思えないのでしょうか。

この3つは、同じようで全く違う問題です。

特に最後の場合、出会いの数を増やしただけでは解決しないこともあります。

新しい人に会っても、

「この人も何か違う」

となってしまうかもしれません。

出会えていないのではなく、出会ったご縁をどう受け止めるかで迷っている。

そんな場合もあるのではないでしょうか。

ここは誤解してほしくないところです。

仲人が「いい人ですよ」と言ったからといって、結婚を決める必要はありません。

結婚するのはご本人です。

どれだけ条件がよくても、どうしても一緒にいるのがつらい相手なら、無理をする必要はありません。

価値観の違いが大きかったり、安心して話ができなかったりするなら、それは大切に考えるべきことです。

ただ、

「何となく理想と違う」

という理由だけで、すべてのご縁を終わらせてしまうのは、少しもったいない気もします。

最初から理想どおりの人を探すのか。

一緒に過ごす中で、少しずつ関係を育てていける人を探すのか。

この違いは、婚活の進め方にも影響すると思います。

私たち仲人は、会員さんに代わって結婚相手を決めることはできません。

ただ、

「どこが違うと感じましたか?」

「一緒にいて嫌なことがありましたか?」

「もう一度会ってみたい気持ちはありますか?」

「結婚生活を想像すると、どんなことが気になりますか?」

そんなことを一緒に整理することはできます。

話しているうちに、

「そうか、私はここが気になっていたんですね」

と気づくこともあるでしょう。

反対に、

「考えてみたら、そんなに大きな問題ではなかったかもしれません」

となることもあるかもしれません。

それが仲人の役割の一つだと思っています。

仲人から見れば、順調。

でも本人は、うまくいっていないと言う。

この違いは、なかなか難しいものです。

そして、もしかすると、この小さな認識のズレが、婚活が長引く理由の一つになっているのかもしれません。

もちろん、すべての方に当てはまる話ではありません。

ただ、仲人としては、

「理想の人に出会えていない」のか、
「目の前の人の良さにまだ気づいていない」のか。

そこは一緒に考えていきたいところです。

それにしても、

「この人、結構いいと思うんですけどねぇ……」

と思うことはあります。

でも最後に決めるのは、やっぱりご本人。

仲人の理想の人と、本人の理想の人が同じとは限らない。

これが婚活の難しいところであり、仲人という仕事の面白いところでもあります(笑)。


京都嵐山マリアージュ・ラパンでは、お見合いや交際の結果だけでなく、ご本人がどう感じているのかも大切にしながら、婚活をサポートしています。

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