両家顔合わせの席順|誰が上座?実は「これが正解」とは限りません【両家顔合わせシリーズ④】

こんにちは。
京都嵐山マリアージュ・ラパンです。

両家顔合わせの日程が決まり、お店も決まった。
そして当日、お部屋に入ったところで意外と迷うのが、
「誰がどこに座るの?」
という席順です。

私自身、両家顔合わせを経験したとき、この席順については少し考えさせられました。
ビジネスの場なら「上座・下座」という考え方があります。
ところが両家顔合わせでは、
「男性側と女性側、どちらが上座?」
「父親が一番上座?」
「それとも結婚する二人が主役?」
調べれば調べるほど、意外と迷います。

そして実際に顔合わせを経験してみて感じたのは、
「顔合わせの席順には、必ずしも一つの正解があるわけではない」
ということでした。

一般的には男性側の父親が上座

両家顔合わせの席順を調べると、よく紹介されているのが、両家が向かい合って座る形です。

一般的には入口から最も遠い席を上座として、
父親 → 母親 → 結婚する本人
という順番で座ります。

そして男性側の家族が上座側、女性側の家族が下座側になるという考え方もあります。
昔ながらの「男性側が女性を迎える」という考え方の名残もあるのでしょう。

もちろん、この形であれば一般的なマナーとして問題ありません。
ところが、私が実際に経験した顔合わせでは違いました。

「本日の主役は結婚するお二人です」

その日は、顔合わせにも慣れているお店でした。
部屋に入ると仲居さんが、それぞれの席へ自然に案内してくださいました。

そこで案内された席順が、
上座から「本人 → 父親 → 母親」
だったのです。
「あれ? 父親が一番上座じゃないんだ」
と少し意外に思いました。

すると仲居さんが教えてくださいました。
「本日の主役は、結婚されるお二人ですから」
なるほど。

そう言われると、確かにその通りです。
両家の父親同士が会うことが目的なのではなく、結婚する二人が両家を引き合わせる日です。
そう考えれば、結婚する二人が上座に座るという考え方にも、きちんと理由があります。

顔合わせはビジネスの席次とは少し違います

私たちは仕事の経験から、
「目上の人を上座へ」
と考えがちです。

しかし両家顔合わせは接待でも会議でもありません。
どちらかの家が「お客様」で、もう一方が「招待する側」と単純に決められるものでもありません。
これから家族になる二つの家族が、結婚する二人を中心に初めて正式に顔を合わせる場です。

そう考えると、
「誰が一番偉いのか」ではなく、「この日の主役は誰なのか」
という考え方があっても自然だと思います。

お店によって考え方が違うこともあります

顔合わせを多く扱っている料亭やホテルなどでは、お店独自の考え方で席を案内してくださることがあります。
父親を上座にするお店もあれば、結婚する二人を上座に案内するお店もあるでしょう。

また、
・長方形のテーブル
・円卓
・座敷
・掘りごたつ
・洋室
・床の間のある和室

など、部屋の造りによっても席順は変わります。
入口だけを見て単純に上座・下座を決められない場合もあります。

だからこそ、顔合わせに慣れているお店なら、お店の方に任せてしまうのが一番安心だと思います。

一番困るのは「誰も案内してくれない」とき

問題は、お店側から席の案内がない場合です。
全員がお部屋に入って、
「さて……どこに座りましょう?」
となると、少し気まずくなります。

両家の父親が、
「どうぞ奥へ」
「いえいえ、そちらこそ」
となってしまうこともあるでしょう。

これを避けるためにも、予約するときに、
「両家顔合わせなのですが、当日の席順も案内していただけますか?」
と確認しておくと安心です。

案内してもらえない場合は、結婚する二人が事前に席順を相談しておきましょう。
当日は二人が、
「お父さんはこちらへ」
「お母さんはこちらへ」
と自然に案内すれば十分です。

高齢のご両親なら「上座」より座りやすさ

もう一つ忘れてはいけないのが、ご両親の年齢や体調です。

例えば、
・足が悪い
・杖を使っている
・座敷への上り下りが難しい
・トイレに行きやすい席がいい

といった事情がある場合です。
本来の上座より入口に近い席の方が楽なのであれば、そちらを優先して良いと思います。

マナーのために誰かが無理をする必要はありません。
顔合わせで一番大切なのは、両家のみなさんが気持ちよく過ごせることです。

結局、両家顔合わせの席順に正解はある?

一般的な席順のマナーはあります。
ですから、何も基準がなければ、
父親 → 母親 → 本人
という一般的な順番を基本に考えれば良いでしょう。

ただし、それだけが正解ではありません。
私たちが経験したように、
「結婚する二人が今日の主役だから上座」
という考え方もあります。

お店の考え方、部屋の造り、ご両親の年齢や体調によっても変わります。
ですから私は、
顔合わせの席順には「基本」はあっても、「絶対の正解」はない
と考えています。

大切なのは、両家が笑顔で帰れること

両家顔合わせでは、服装、手土産、熨斗、席順、挨拶など、気になることがたくさんあります。
初めてなら迷って当然です。

でも、顔合わせはマナーの試験ではありません。
結婚する二人を中心に、これから家族になる皆さんが初めてゆっくり話をする大切な時間です。

席順を間違えなかったことより、
「今日は楽しかったですね」
と両家が笑顔で帰れること。
それが何より大切なのではないでしょうか。

京都嵐山マリアージュ・ラパンでは、婚活だけではなく、成婚後の両家顔合わせや結婚準備についても、実際の経験を交えながらお伝えしていきます。

📚両家顔合わせシリーズ

公開済み

第1回 両家顔合わせの手土産に使う熨斗はどれ?

第2回 服装|父親・母親・本人は何を着る?

第3回  両家顔合わせの手土産|金額相場と失敗しない選び方

▶第4回  両家顔合わせの席順|誰が上座?実は「これが正解」とは限りません(今回)

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