こんにちは。
京都嵐山マリアージュ・ラパンです。

子どもが結婚した。
家を出て、一人暮らしを始めた。
就職して、もう親の手を必要としなくなった。

そんなとき、ふと家の中が静かになって、
「これから私は、どう生きていこう」
と考えることがあります。

これまでずっと、
「子どもがいるから」
と、自分の恋愛や再婚を後回しにしてきた方もいらっしゃるでしょう。
子育てが一段落した50代・60代になって、初めて、
「もう一度、誰かと一緒に生きてもいいのかな」
と思う。

今回は、そんな方に向けて書きたいと思います。

私たちの結婚相談所にも、実際にそういう方がいらっしゃいました。
息子さんと一緒に暮らしておられた女性です。
再婚という選択肢がまったくなかったわけではありません。

でも、
息子さんと暮らしている家に、父親ではない男性と一緒に住むことには抵抗があった。
これは、とてもよく分かります。
自分にとっては好きな人でも、子どもにとっては「母親の交際相手」です。
一緒に暮らすとなれば、子どもの生活も大きく変わります。

だから、
「息子が独立するまでは、自分の再婚は考えない」
そう決めておられました。

そして息子さんが結婚し、家を出た。
そこで初めて、
自分自身のこれからの人生を考え始められたのです。

離婚や死別を経験して、その後一人で子どもを育ててきた方もいらっしゃいます。

仕事。
家事。
学校。
進学。
就職。
子どもの悩み。

自分のことより、子どものことを優先する。
そんな生活を10年、20年と続けてきた方もいるでしょう。
恋愛する機会がなかったわけではない。
誰かから好意を寄せられたこともあった。

でも、
「今は子どもがいるから」
と、一歩踏み出さなかった。
それも、その人が選んだ人生です。

私は、それを「婚期を逃した」とは思いません。
その時期には、その時期に一番大切にしたいものがあった。
ただ、それだけなのだと思います。

子どもが家を出ると、生活は思っている以上に変わります。
夕食を作る量が減る。
帰宅時間を気にしなくなる。
休日の予定も変わる。

そして何より、
家の中が静かになります。
最初は、
「楽になった」
と思うかもしれません。

でも、しばらくすると、
「この生活がこれから10年、20年続くのかな」
と思うこともあります。
50代なら、人生はまだまだ続きます。
60代でも同じです。

そこで初めて、
「これから先を一緒に過ごせる人がいたら」
と思う。
それは、とても自然なことではないでしょうか。

50代・60代で再婚を考えると、
「この歳になって今さら」
と思う方がいます。

でも私は、むしろ逆だと思います。
若い頃の結婚は、
仕事。
子育て。
住宅ローン。
家族をつくること。
そんな「これから築いていく生活」が中心です。

一方、50代・60代の結婚は少し違います。
これまで築いてきた人生を持った二人が、これからの時間をどう過ごすか。
そこが中心になります。
毎日一緒に食事をする。
旅行に行く。
散歩する。
体調が悪いときには気遣う。
くだらない話をする。
テレビを見ながら笑う。
そんな日常を一緒に過ごせる相手がいる。
それも立派な結婚の意味だと思います。

もちろん、再婚したからといって親子関係がなくなるわけではありません。
子どもが結婚して家を出ても、
子どもはずっと子どもです。
そして親も、ずっと親です。
だから再婚を考えるとき、
「子どもはどう思うだろう」
と気になるのも当然です。

50代・60代の再婚では、二人だけの問題ではなく、
お互いの子どもとの距離感
も大切になります。

ただし、子どもが独立して家庭を持ったのであれば、親にも親自身の人生があります。
子どもの気持ちを大切にすることと、
自分の人生をすべて子どものためだけに生きることは、同じではありません。

50代・60代の再婚では、
「結婚=すぐに一緒に暮らす」
とも限りません。
それぞれの家を残す。
週末だけ一緒に過ごす。
しばらく別居婚をする。
生活環境が整ってから同居する。
いろいろな形があっていいと思います。

若い世代の結婚の形に、自分たちを合わせる必要はありません。
大切なのは、
二人にとって心地よい距離を見つけること。
です。

50代・60代の再婚で大切なのは、ここです。

お互いに長く生きてきました。
仕事があります。
住まいがあります。
貯蓄があります。
子どもがいます。
親の介護があるかもしれません。
友人関係もあります。
生活習慣も出来上がっています。

つまり、
ゼロから二人の人生を作るわけではありません。
それぞれが持っている人生を尊重しながら、重なる部分を少しずつ増やしていく。
私は、50代・60代の結婚はそんな形でもいいと思っています。

子育てが終わったからといって、
これまでの人生が終わるわけではありません。
むしろ、
ここから新しい時間が始まります。

これまで、
「○○ちゃんのお母さん」
「○○君のお父さん」
として生きる時間が長かった方も、
これからはもう一度、
一人の女性として。
一人の男性として。

自分の人生を考えてもいいのではないでしょうか。
再婚するかどうかは、その先で決めればいい。

まずは、
「誰かと一緒に過ごしてみたい」
「話せる相手がいたらいいな」
「もう一度、人を好きになってもいいかな」
そんな気持ちを否定しないことから始めてください。

親は不思議なもので、子どもが何歳になっても子どものことを考えます。
「再婚したら娘はどう思うだろう」
「息子に嫌がられないだろうか」
「財産のことで揉めないだろうか」
いろいろ考えます。
もちろん、相続や住まいなどについては、きちんと整理しておく必要があります。

でも、
「子どもがどう思うか分からないから、私は一人でいい」
と最初から自分の気持ちを閉じてしまう必要はありません。
子どもを大切にしながら、自分の幸せも大切にする。
その二つは両立できると思います。

私たちの結婚相談所の会員さんにも、子どもが独立したことをきっかけに、再婚を考え入会された方がいます。
それまで再婚したくなかったわけではありません。
息子さんが一緒に暮らしている間は、自分の再婚より息子さんの生活を優先された。
そして息子さんが結婚して家を出たことで、
「これからは、自分の人生を考えてもいいかな」
と思われた。
私は、それでいいと思います。

再婚するタイミングに、
「遅すぎる」なんてありません。
子どものために生きてきた時間も、あなたの人生。

そして、
これから自分のために生きる時間も、あなたの人生です。
50代・60代になった今だからこそ分かることがあります。
一人の気楽さも知っている。
誰かと暮らす大変さも知っている。
結婚すればすべて幸せになるわけではないことも知っている。
それでも、
「これからの人生を、誰かと一緒に歩いてみたい」
と思ったのなら、その気持ちを大切にしてほしいと思います。
子育てという大きな役目が一段落した今。
今度は少し、
自分の幸せについて考えてもいいのではないでしょうか。

京都嵐山マリアージュ・ラパン

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