~結婚したい気持ちはある。でも、今の暮らしを変えるのは簡単ではありません~
こんにちは。
京都嵐山マリアージュ・ラパンです。
今日は、60代の婚活について、少し違った角度から考えてみたいと思います。
「これからの人生、誰かと一緒に過ごせたらいいな」
「一人も気楽だけれど、話し相手がいたら楽しいだろうな」
「できれば、もう一度結婚したい」
そんな気持ちで婚活を始めたはずなのに、いろいろ考えているうちに、こんな気持ちになっていませんか?
「結婚って、なんだか面倒だな……」
お相手が嫌になったわけではありません。
結婚したい気持ちがなくなったわけでもありません。
ただ、考えなければならないことが、あまりにも多い。
今回は、そんな60代の婚活についてのお話です。

① 若い頃の結婚とは、考えることが違う
20代や30代の頃なら、結婚を考えるときに、
「この人が好き」
「一緒に暮らしたい」
「二人で新しい家庭を築きたい」
という気持ちが、大きな原動力になることもあったでしょう。
もちろん、若い方の結婚にも仕事やお金、家族の問題はあります。
ただ、60代になると、これまで積み重ねてきた人生があります。
住み慣れた家。
長年続けてきた生活習慣。
仕事や地域とのつながり。
子どもや孫との関係。
そして、これからの健康や老後のこと。
結婚を考えるということは、単に新しいパートナーを迎えるだけではなく、これまで築いてきた生活をどうするかという問題にもつながります。
若い頃なら、勢いで乗り越えられたことも、今はそう簡単ではありません。
それだけ、守りたいものが増えているのだと思います。
② 結婚を考え始めると、次から次へと問題が出てくる
例えば、素敵なお相手と出会ったとしましょう。
一緒に食事をしていて楽しい。
会話も合う。
また会いたいと思える。
ここまでは、とても順調です。
ところが、いざ結婚を考え始めると、現実的な問題が次々と浮かんできます。
「どちらの家に住む?」
「今の家はどうする?」
「生活費はどう分担する?」
「お互いの子どもには、いつ話す?」
「年金や財産のことは?」
「もし介護が必要になったら?」
「どちらかが先に亡くなったら?」
……。
こうして並べるだけでも、なかなか大変ですね(笑)。
もちろん、どれも大切な問題です。
特に再婚の場合は、それぞれに家族や財産、これまでの生活があります。
簡単に決められないこともあるでしょう。
でも、ここで少し考えてみてください。
まだ結婚するかどうかも決まっていないのに、すべての問題を解決しようとしていませんか?
これでは、婚活そのものが重荷になってしまうのも無理はありません。
③ 一人の生活が完成しているからこそ、変化が面倒になる
60代の婚活で、もう一つ大きいと感じるのが、今の生活の心地よさです。
長年一人で暮らしている方であれば、自分なりの生活リズムができています。
食事の時間も自由。
テレビを見るのも自由。
休日の過ごし方も自由。
誰かに気を遣うことも少ない。
これは、決して悪いことではありません。
むしろ、自分らしい生活を築いてこられたということです。
でも、結婚すると、そこにもう一人の生活が加わります。
食事の好みが違うかもしれません。
起きる時間や寝る時間が違うかもしれません。
お金の使い方も、休日の過ごし方も違うでしょう。
そんなことを考えているうちに、
「今のままでも、十分幸せなんだけどな……」
と思い始める。
そして、結婚への気持ちが少しずつ薄れてしまう。
これも、60代の婚活では起こり得ることだと思います。
誰かと一緒にいたい気持ちと、今の自由な生活を守りたい気持ち。
この二つは、決して矛盾しているわけではありません。
どちらも本当の気持ちなのです。
④ 結婚が面倒なのか、それとも変化が面倒なのか
ここで、一つ考えていただきたいことがあります。
それは、
「結婚そのものが面倒なのか。それとも、今の生活が変わることが面倒なのか」
ということです。
似ているようで、少し違います。
例えば、誰かと一緒に旅行をしたい。
食事を楽しみたい。
何でもない日常を共有したい。
困ったときには支え合いたい。
そんな気持ちがあるのなら、パートナーを求める気持ちは残っているのかもしれません。
ただ、住まいや生活習慣を変えることに抵抗がある。
それなら、問題は結婚への気持ちではなく、暮らし方にある可能性があります。
反対に、誰かと生活を共有すること自体に魅力を感じなくなっているのなら、今は結婚を急ぐ時期ではないのかもしれません。
大切なのは、自分の気持ちをきちんと知ることです。
「結婚したいはずなのに、なぜか気が進まない」
そんなときは、一度立ち止まって、その理由を考えてみるのもよいと思います。
⑤ すべてを決めてから、お相手を探さなくてもいい
私は、婚活を始める段階で、結婚後の生活をすべて決める必要はないと思っています。
もちろん、どうしても譲れない条件はあります。
住む場所を変えられない。
家族の事情がある。
経済的な負担には限界がある。
そうしたことは、最初から整理しておいたほうがよいでしょう。
でも、それ以外のことまで、すべて先回りして答えを出そうとすると、なかなか前に進めません。
そもそも、結婚は一人で決めるものではありません。
お相手がいて、初めて考えられることもあります。
例えば、
「結婚したら必ず同居しなければならない」
と考えていた方でも、お相手と話してみると、別々の住まいを維持しながら関係を築くという選択肢が見えてくるかもしれません。
もちろん、別居婚にも費用や将来の介護など、考えるべき問題はあります。
ただ、最初から一つの結婚の形だけを想定する必要はないのです。
お相手が決まっていない段階で、一人で二人分の人生を設計しようとしなくてもいい。
私はそう思っています。
⑥ 考えすぎて、ご縁を逃してしまうこともある
婚活をしていると、慎重になることは決して悪いことではありません。
特に60代の結婚では、若い頃以上に現実的な判断が必要になる場面もあります。
ただ、慎重になりすぎると、まだ起きてもいない問題まで心配してしまうことがあります。
「この人と結婚したら、将来どうなるだろう」
「もし病気になったら?」
「子どもが反対したら?」
「生活が合わなかったら?」
もちろん、考えておくべきことです。
でも、どれだけ考えても、将来のすべてを予測することはできません。
これは60代に限らず、どの年代の結婚でも同じです。
結婚には、ある程度の不確実さがあります。
だからこそ大切なのは、問題が起きない相手を探すことではなく、問題が起きたときに一緒に考えられる相手を探すことではないでしょうか。
まだお見合いもしていない段階で、将来の心配ばかりしてしまう。
それでは、せっかくの出会いを楽しむ余裕もなくなってしまいます。
⑦ 「結婚しない」という選択も、間違いではありません
ここまでお話ししてきましたが、私は60代になったら必ず結婚したほうがよいとは思っていません。
今の生活が充実している。
友人もいる。
趣味もある。
一人で過ごす時間が好き。
それなら、無理に結婚する必要はないでしょう。
結婚は、幸せになるための選択肢の一つです。
結婚しない人生にも、もちろん幸せはあります。
ただ、少し気になるのは、本当は誰かと一緒に過ごしたいのに、考えることが面倒だからという理由だけで諦めてしまうことです。
もし、心のどこかに、
「やっぱり、誰かと一緒にいたい」
という気持ちがあるのなら、その気持ちまで閉じ込める必要はないと思います。
結婚するかどうかを、今すぐ決めなくてもいい。
まずは、どんな方と一緒に過ごしたいのかを考えてみる。
そこから始めてもよいのではないでしょうか。
⑧ 仲人として思うこと|婚活を難しくしすぎない
結婚相談所で婚活をする場合、プロフィールにはさまざまな条件があります。
年齢、住まい、仕事、収入、婚姻歴、家族構成。
50代・60代になると、そこに将来の生活や家族の事情も加わってきます。
考えることが増えるのは、ある意味当然です。
ただ、私は婚活をあまり難しく考えすぎてほしくないと思っています。
もちろん、結婚後の生活に関わる大切な問題を、見て見ぬふりするわけにはいきません。
でも、最初からすべての答えを用意する必要もありません。
まずは、お相手に会ってみる。
一緒に過ごしてみる。
話していて楽しいか。
自然体でいられるか。
また会いたいと思えるか。
そして、関係が深まってきたら、現実的な問題についても少しずつ話し合っていく。
そんな進め方でもよいのではないでしょうか。
仲人の役割は、単にお見合いを組むことだけではありません。
考えることが多すぎて動けなくなっている方に、何を今考え、何をこれから考えればよいのか、一緒に整理することも大切な仕事だと思っています。
まとめ|結婚を面倒にしているのは、結婚そのものではないのかもしれません
60代の婚活には、若い頃とは違う難しさがあります。
住まい、お金、家族、健康、将来のこと。
考えなければならないことが多いのは事実です。
でも、すべての問題を一度に解決する必要はありません。
大切なのは、今の自分が本当に望んでいることを知ること。
結婚したいのか。
誰かと一緒に過ごしたいのか。
今の暮らしを守りながら、パートナーとの時間を持ちたいのか。
答えは、人それぞれです。
そして、その答えは、お相手との出会いによって変わることもあるでしょう。
結婚を考えることに疲れてしまったら、少しだけ難しいことを横に置いてみませんか。
「この人と一緒にいると楽しいな」
「また会いたいな」
そんな気持ちを、まずは大切にしてみる。
現実的な問題は、その気持ちが育ってから、二人で一つずつ考えていけばよいのです。
もちろん、すべてが簡単に解決するわけではありません。
でも、一人では面倒に感じていたことも、二人なら前向きに考えられるかもしれません。
60代の婚活は、これまでの人生をやり直すことではありません。
これまでの人生を大切にしながら、これからの時間を誰と過ごすかを考えること。
私は、そんな婚活であってほしいと思っています。
京都嵐山マリアージュ・ラパンでは、50代・60代の婚活について、お相手探しだけでなく、結婚後の生活やご家族のことも含めてご相談をお受けしています。
「結婚したい気持ちはあるけれど、何から考えればよいのか分からない」
そんな方は、一度お気持ちを整理するところから始めてみませんか。
難しく考えすぎず、これからの人生を少し楽しみにできるような婚活を、一緒に考えていきましょう。
京都嵐山マリアージュ・ラパン
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📚50代・60代婚活応援シリーズ
公開済み
✅第1回 50代・60代の婚活で、一番大切なのは『条件』ではありません
✅第3回 シニア婚活で「減点方式」をやめるだけで出会いが増える理由
✅第6回 お盆、久しぶりに家族と過ごして「これからの人生」を考えた50代・60代へ
✅第14回 再婚後に親の遺産を相続したら、そのお金は誰のもの?
✅第15回 親の介護があるけれど婚活してもいい?
✅第17回 子どもが独立して、初めて自分の再婚を考えたあなたへ
✅第18回 籍を入れることだけが結婚?法律婚・事実婚・パートナーという形
✅第19回 生活費はどう分ける?二人が納得できる負担の考え方
✅第20回 もしどちらかが先に亡くなったら?再婚前に考えておきたいこと
✅第21回 50代・60代の婚活、結婚後も一人の時間は必要?
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▶第23回 60代の婚活、考えることが多すぎて結婚が面倒になっていませんか?(今回)

